そもそもコーヒーって何?起源・豆の構造・種類をわかりやすく解説

白いカップにコーヒーが入っている コーヒーの歴史

毎日飲んでいるコーヒーですが、そもそもコーヒーとは何なのか、考えたことはありますか?

私もふっと思うときがあります……

この記事では、コーヒーの基本的な成り立ちや構造、起源や種類について、初心者にもわかりやすく解説します。

普段何気なく飲んでいるコーヒーが、どのように作られ、どんな種類があるのかを知ることで、コーヒーの魅力をより深く感じられるはずです。

そもそもコーヒーとは?

コーヒーとはどんな飲み物で、どんな過程を経て作られるのか、以下のポイントで解説します。

  • コーヒー豆はコーヒーチェリーを焙煎したもの
  • コーヒーチェリーとその構造
  • コーヒーの精製方法とその役割

それぞれみていきましょう。

コーヒー豆はコーヒーチェリーを焙煎したもの

「コーヒーチェリー」の種子

コーヒー豆の正体は、コーヒーの木に実る果実「コーヒーチェリー」の種子を焙煎したものです。

通常、チェリー1粒に2つの種子が含まれており、これが焙煎されてコーヒーとして飲まれるものです。

見た目は豆に似ていますが、実際には植物学的に「種子」と分類されます。

種子には発芽に必要な栄養が含まれており、この成分がコーヒーの風味や香りの基礎を作っているんですよ。

コーヒーチェリーとその構造

コーヒーチェリー

コーヒーチェリーは、以下で構成されています

  • 外皮
  • 果肉
  • パーチメント(内皮)
  • シルバースキン
  • 種子(コーヒー豆)

外皮と果肉は通常精製過程で取り除かれ、パーチメントやシルバースキンも焙煎前に除去されます。

これらの層は、それぞれコーヒーの風味や質感に影響を与えるため、精製方法の違いが味に直接反映される重要な要素です。

コーヒーの精製方法とその役割

精製方法とは、コーヒーチェリーから種子(コーヒー豆)を取り出す工程のこと

精製方法とは、コーヒーチェリーから種子(コーヒー豆)を取り出す工程のことです。

代表的な方法は以下の通りです。

  • ウォッシュトプロセス(湿式法)
  • ナチュラルプロセス(乾式法)
  • ハニープロセス

これらの方法はコーヒーの風味に直接影響を与えます。

例えば、ウォッシュトではクリーンな味、ナチュラルでは甘みやフルーティな風味が引き立つイメージです。

どこから始まった?コーヒーの起源と発祥の地

コーヒーがどのように発見され、広まったのか、以下の内容を解説します。

  • コーヒーの起源と伝説
  • アラビア半島への伝播
  • ヨーロッパでの普及と文化的影響

1つずつ解説していきます。

コーヒーの起源と伝説

エチオピアのコーヒー

コーヒーの起源は、エチオピアのヤギ飼いカルディの伝説に遡ります

カルディがヤギの興奮状態を観察したことでコーヒーの実の効果が発見され、その後、地元の僧侶が宗教儀式で使用しました。

この物語は、コーヒーの歴史を知る上で重要なエピソードです。

アラビア半島への伝播(でんぱ)

アラビア半島

エチオピアで発見されたコーヒーは、貿易を通じてアラビア半島に伝わり、15世紀にはイエメンの修道院で利用されました

宗教的戒律に反しない飲み物として受け入れられたことが、普及の鍵となりました。

ヨーロッパでの普及と文化的影響

コーヒーを飲んでいる様子

16世紀になると、オスマン帝国を経由してヨーロッパに伝わりました。

イタリア・ベネチアでは貿易商人を通じて広まり、やがてコーヒーハウス文化が生まれます。

これが、情報交換や議論の場としても活用され、社会的な変化をもたらしました。

コーヒーの歴史については以下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。

コーヒー豆の種類と特徴

コーヒー豆にはどんな種類があり、どんな特徴があるのか、以下のポイントを解説します。

  • アラビカ種とロブスタ種の違い
  • その他の品種の特徴
  • 産地ごとの味わいの違い

みていきましょう。

アラビカ種とロブスタ種の違い

コーヒー豆を手で掬ってる様子

アラビカ種とロブスタ種の違いは以下の通りです

種類

特徴

アラビカ種

酸味と甘みのバランスが良く、上品で複雑な風味

ロブスタ種

苦味が強く、カフェイン含有量が多い

高品質なコーヒーにはアラビカ種が多く使用され、ロブスタ種は主にエスプレッソやインスタントコーヒーに利用されています。

それぞれの特性を理解することで、自分に合ったコーヒーを選べるようになりますよ♪

その他の品種の特徴

コーヒー豆を測っている様子

アラビカ種の中には、ブルボンやティピカといった伝統的な品種があり、それぞれの地域で個性的な風味を持っています

また、ゲイシャ種はフローラルで独特な風味が特徴で、スペシャルティコーヒーとして人気があります。

これらの品種は、産地や栽培条件により味や香りが異なるため、コーヒー選びの楽しさを増してくれますよ。

産地ごとの味わいの違い

笑顔でコーヒーを飲んでいる様子

コーヒーの味わいは、産地の気候や土壌の条件に大きく影響を受けます

エチオピア産のコーヒーはフローラルで明るい酸味が特徴的で、ブラジル産はナッツやチョコレートのような甘みが感じられますよ。

ケニア産はジューシーな酸味と独特のコクが特徴です。

それぞれの産地の味わいを知ることで、コーヒー選びがさらに楽しくなります。

まとめ

コーヒーは「コーヒーチェリー」という果実から生まれ、その種子が豆として加工されます。

エチオピアで発見され、アラビア半島、ヨーロッパ、日本へと広がり、現在では世界中で愛される飲み物となりました。

コーヒー豆の種類や精製方法、産地ごとの味わいの違いを知ることで、普段の一杯がさらに特別なものになるでしょう。

ぜひコーヒーの奥深い世界を探求してみてください!

Marino
この記事を書いた人

コーヒー歴10年の現役カフェスタッフ。フリーランスのイラストレーターやライターもやっています。ハンドドリップやラテが得意で、好きな豆はルワンダの浅煎り。初心者の方にもわかりやすく、コーヒーの楽しさをお伝えします!

Marinoをフォローする
コーヒーの歴史豆の種類
Marinoをフォローする
タイトルとURLをコピーしました